三十路OLの恋愛考察ブログ

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自己肯定感が低い人の特徴

生真面目で控えめな国民性を持つ日本人だが、
行動や選択に自信があり、自分を認めていると堂々と迷いなく答えられる人はどれほどいるだろうか。
自信を持ちどんなことにでもはつらつと前向きに立ち向かっていけているだろうか。
 
小学生低学年の頃は成功体験以前に失敗の体験も少なかったため、積極的に授業で挙手をできていた。
しかし、高学年、中学生と大人になっていくにつれ回答を間違ってクラスメイトの嘲笑的な視線を感じるような恥ずかしい思いをした。
こんな連続した不成功体験がきっかけのトラウマによって、挙手は愚か、名指しされても回答に自信がなくパスしてしまった。おそらく一度くらいは身に覚えがあるはずだ。
 
そんなことはない。勤勉な自分はいつも回答に自信があったし、他人の目など恐れずすすんで発言をした。という優秀な人もいるかもしれない。
では、社会に出てプレゼンの結果が思うようにいかなかった時、上司にダメ出しをされた時も自信を失うことなく次々新しい提案を出せただろうか?
この時、自己肯定感の高い人の目標は「プレゼンをできたこと」で、低い人は「プレゼンで成果を出せたこと」の可能性が高い。このように目標を低く設定することをダウンサイジングという。
目標を高くすれば達成した際は自分は優れている、よくやった。これからも頑張ろう。と前向きで明るい感情をもちやすいだろう。
しかし、根本的にネガティブ思考な人が達成できなかったときには激しく落ち込み、実力がない人間なのではないか。向いていない、やめよう。などとマイナスな考えに支配され、思考が暗くなってしまう可能性があるので、ダウンサイジングは自己肯定に有効な方法だ。
つまり、どんな時も自信に満ち溢れている人は、自分に課す目標設定が、自信がない人に比べて低い可能性が高く、自分を褒めやすい環境作りができていると言える。
 
そもそも、自己肯定感とは自分自身の存在を肯定し、大切に出来ることである。これが高い人はポジティブなため、感情も安定しやすい。
日本人は世界的に見ても自己肯定が極めて低いというデータがある
それは、国立青少年教育振興機構が行った、日本・米国・中国・韓国の高校生を対象とした調査結果で証明されている。
「自分はだめな人間だと思うことがある」という質問に対して、「とてもそう思う」「まあそう思う」という回答率が80%だったのが日本人に対して、同じ質問に対する答えは、他の3カ国はおよそ40%だった。
(出典「高校生の生活と意識に関する調査(2018年)」より)
高校生への調査結果がこのようなものということは、概ね、学校教育もしくは親の育て方によって自分に自信を持つことができなかったということになる。
冒頭で記したが、奥ゆかしい国民性 (その教育)や、他人と比較せず生きなさいと諭す裏で、他人と比較して個人を褒めるという日本的な習慣ゆえなのだろう。
目標設定を高くしすぎることで、達成できない自分を能力が低いなどと過小評価してしまう結果になり、自己否定に繋がる。
この背景には、心理学で表すところのストレングスブラインドネス(自分の強みを知らない状態)が関係しており、
自分のことを理解していないために、自信の持ちようがなく、自分を受け入れて正しく評価することができないことがある。
自己肯定感を高めるためにはまず自分自身と向き合い、どのような人間であるか理解することが重要であると言える。
ハードルを上げすぎず、自分に適した課題を一つずつ着実にクリアし、その先で新しい挑戦を繰り返すこと。
こうすることで目標を達成したという成功体験の積み重ねにより確固たる自信がつき、能力の裏付けを自分自身で作れているためマイナス思考になりづらくなる。
 
自分と向き合った上でも、自分のことを肯定できる部分が見つからない場合はリフレーミングも効果的だ。
これはフレームを変えてものをみることで、わかりやすいものだと、短所を長所に見直すということがある。
「自分は心配性だ」という人は、これを「自分は計画的だ」と思うようにすることで自分の価値を感じやすくなる。
昨今の状況で例えるならば、コロナウイルスの被害が日に日に拡大し、誰しも不安になりやすい状況だが、
これをウイルスに感染すると死んでしまうというネガティブな既成観念で捉えるのではなく、
たとえ感染したとしても治療により回復したという人がいるというポジティブな面を捉えてリフレーミングをすれば、この状況に前向きに立ち向かっていく気力が湧くだろう。
物事を肯定的に捉えられることで、その先も明るい未来が想像しやすくなり、結果は自ずと前向きなものになる。
 
他にも、承認欲求が高く、他人に評価をしてもらわないと成功の実感が湧かなかったり努力を肯定できない人も自己肯定が低い。
インスタグラムやフェイスブックのいいね数が多ければ自分は「良い」と思えるのに、少ないと「自分なんて」と思うのはSNS世代に最も多い悩みではないだろうか。
「容姿に自信はないが、可愛いと思われたい。」という女子高生達は、目を大きくし鼻を小さくし、顎を尖らせ、まるでサイボーグのようになるまで加工を重ねた自撮り写真をインスタグラムに投稿する。1つでも多くのいいねを獲得し承認欲求を満たしたいのである。
SNSという非対面ツールまでにも評価を求めて、不要に傷ついたり落ち込む必要は誰にとっても全く無意味と言える
匿名の声に傷つき、自ら命を絶ってしまった著名人の事象が昨年問題になったのは記憶に新しい。
自分の価値は自分で決め、特に人格否定のような批判的な声には耳を貸さないことはSNS会をうまく生きるためには必要不可欠だ。
誰にでも他人に認められたいという感情は備わっているが、その範囲を広くしずぎず、家族や親しい友人、同僚などに受け入れてもらうことで不足している承認欲求を満たし目に見えない存在に評価を求めず済む環境を作ることが健康的だ。
反対に、承認欲求が少ない人は自分に自信があり他人の評価に興味がないことが多い。会社で出世をしていく人にはこのタイプが多いと、「出世する人は人事評価を気にしない」(日経プレミアシリーズ)の著者である人事コンサルタントの平康慶浩氏は述べている。
 
また、自分の意見に自信がなく、他人の意見に決定権を委ねがちな依存体質な人も自己肯定感が低い。これは単純に自分に自信がないことと直結するだろう。自分の意見が他人に認められ受け入れられるという体験が重なれば、自然と改善されていくだろう。
 
以上をふまえて、
自分のことを理解しておらず、何が得意で何が出来るかがわかっていないこと
他人の評価を気にしすぎたり、承認欲求が強いこと
自分の存在を受け入れてもらえなかった経験が身に染みてしまっていて他人と比較しやすいこと
依存体質であること
これらが自己肯定感が低い人の特徴として挙げられる。